『おむつケーキ』の贈り方

出産祝いとして『おむつケーキ』を贈るときに気をつけたいマナーや相場などをご紹介します。
「いつごろ贈ればいいの?」「どんな風に?」「相場は?」などなど、
『おむつケーキ』を贈るときに気になるポイントがいっぱい。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

出産祝いの本来の意味は?

出産祝いの本来の意味には、
  赤ちゃんの誕生を祝い健やかな成長を祈る意味と、
  無事な出産を終えたお母さんへのお祝い、
  新しい命を迎えた家族へのお祝い
といった意味があります。 古来、出産・育児に関しては、多くの行事やしきたりがあります。
これは、出産には危険が伴い、乳幼児の死亡率も高かった時代に、
安産と赤ちゃんの成長を神仏に祈願したことがはじまりです。
昔から「産は女の大役」といわれ、女性にとって経なければならない難事であり、
産神(うぶがみ)が妊娠・出産・育児をつかさどっていると考えられていました。
そこで、無事に出産が終わると、産神に供え物をし、近隣に赤飯を配ったということです。
現代でもお産は大変なことです。母子ともに健やかであることをお祝いする出産祝い。大切にしたいですね。

おむつケーキを贈るタイミング

・目安は退院1週間後~1ヵ月後

一般的には、無事出産を終えて、退院した母子が落ち着いた頃に出産祝いを贈ります。
目安としては、退院1週間後~1ヶ月後です。
日本では、実際に産婦さんが退院する時期はだいたい1週間~10日です。
一番重要なことは、やはり、出産を終えたお母さんのことを気遣う気持ちです。
親しい間柄の場合には、産院に直接お祝いに伺ったりすることもOKですが、
産後すぐはまだお母さんも落ち着かず、大変かもしれないので、顔を見たら、はやめに失礼するのが気遣いですね。
実際、産後、お化粧してお客様を迎えられるようなお母さんは少ないですし、身なりを整えるのも大変。
産後のお母さんが気疲れしないように気をつけてあげたいですね。
もともと、お七夜(おしちや)(※)と呼ばれる、日本古来の習わしで、
産婦の回復と赤ちゃんの無事を願い、産後1週間はお祝いなどを控えたようです。

※お七夜※
お七夜とは、赤ちゃんの誕生から7日目の夜に健やかな成長を願って行うお祝いのことで、
平安時代から続くと言われる日本の古来からの行事です。
昔は、このお七夜の日に産婦の床上げ(とこあげ・産後の疲労から回復して寝床を片付けること)としたり、
赤ちゃんの名前を披露するために宴を開くなど、この日を大切にする習わしがありました。
現代は医療が進歩し、母子ともに無事であることが当たり前のように思っている方も少なくありません。
しかしその昔は生まれた赤ちゃんが7日を待たずに亡くなってしまうことが多かったようです。
そのため、7日を過ぎるまでは名前をつけることを控えていたということです。

おむつケーキはある程度のサイズもあるので、病院も近く、車での行き来が可能な人には、病院への持参でもOKですが、
退院のタイミングを見計らって、少し落ち着きはじめる産後3週間ごろに、ご自宅に贈ることで
あまり負担なく、喜んで受け取っていただけるかもしれませんね。

・病院へお見舞い・お祝いに行くときは・・・

おむつケーキなら、生ものなどではないので、病室でも安心して飾っていただけます。
ですが、あまり大きすぎたりするとおき場所に困ったりすることも・・・。
退院時、持ち帰りの荷物になることも考慮してあげたいところです。
とはいえ、味気ない病室に可愛いおむつケーキが飾られると、ママも癒されますよね。
ポイントさえ押さえていれば、お花を持っていくよりも、実用的で喜ばれると思います。

・遅くても産後1ヶ月くらいまでに・・・

また、出産を終えたお母さんとその家族が、出産祝いのお返し(=内祝い)を行うのは一般的に産後1ヶ月後以降です。
日本で古くから伝わる行事・お宮参り(おみやまいり)(※)が産後1ヶ月後であることから、
この時期に赤ちゃんの名前で出産祝いのお返しをするのがマナーとされています。
ですので、おむつケーキは赤ちゃんのご両親が内祝いのご準備をされる前、
なるべく10日後~1ヶ月後に出産祝いを贈るようにしましょう。
せっかくお返しの準備が終わった頃に出産祝いが届くと、またその方のためだけにお返しの準備が必要になります。
マナーと言われる期限内に出産祝いの『おむつケーキ』を贈ることで、お祝いされる側の方も
お返し準備をまとめて行うことができます。ぜひ、気をつけたいですね。

※お宮参り※
お宮参りとは、赤ちゃんが生まれて1ヶ月後に初めて氏神(うじがみ)神社に参拝することを言います。
氏神様は、その地域の鎮守であり、その守り神に自身の赤ちゃん誕生の報告と、健やかな成長を願います。
かつて、お産は「死」「血」と関係が深く、“穢れ(けがれ)”と考えられ、
母子の身が潔まる(きよまる・清浄になる)のを待って参拝していたようです。
男児は32日目、女児は33日目に行うのが一般的ですが、現在は、親族が皆が揃うのに都合の良い日に行われます。
地方によっては100日目にお宮参りを行うところもあるそうです。

出産祝い『おむつケーキ』相場は?

出産祝いで『おむつケーキ』を贈るときに、まず悩むのは、
いくらくらいのものを贈ればいいのだろう…?
というプレゼントの相場の金額ですよね。

ズバリ!大まかな相場は「5,000円~1万円」です。

あとは、贈る相手と自分との関係によって、
相場が変わってきますので、詳しくみていきましょう。

親戚      : 1~3万円ほど
親友      : 1万円ほど
友人・知人   : 5000~1万円ほど
同僚・会社関係 : 5000~1万円ほど
近所・隣人   : 3000円ほど

最近は、1万円ぐらいのおむつケーキを贈る方が増えています。
年代によっても少し異なりますが、お友達に上げる場合で、20代半ばくらいまでの方は5,000円くらい、
30代前後になってくると1万円くらいが大まかな相場感となります。
兄弟姉妹や親戚の方へのお祝いだと1~3万円ほどのものが多いです。

ここで注意したいのは、あまり高価すぎるものをプレゼントすると、
相手がお返しに困ってしまうかもしれない…ということです。
相手に気負わせないように、ちょうどいい値段のおむつケーキを贈りましょう。
ちなみに、出産祝いのお返しである「内祝い」の相場は、いただいた金額の半額程度です。
贈られた方が多くの方に内祝いとしてお返しをするという金銭的負担を考えると、
高価すぎるものは贈らないようにするのもマナーのひとつです。

また、双子の赤ちゃんの出産祝いの相場は、上記で紹介した相場の1.5倍~2倍の金額となります。
※地方によっては「子どもがひとり生まれたときと同じ程度」とするところもあるため、贈る相手の地域の伝統を確認しておくのが一番安心です。

友達や同僚など複数人でお金を出し合い、みんなの連名でプレゼントを贈る場合には、
相場より少し少なめの金額ずつをまとめて、2~3万円くらいの少し大きなおむつケーキにするのもいいですね。
大きさも華やかさもUPするので、複数名からのお祝いのインパクトがあります。

出産祝いのマナー「熨斗」の基本

知っているようで意外ときちんと知らない出産祝いの『熨斗』のマナー。
おむつケーキに『熨斗』ってどうするの?そんな疑問にお応えします。

出産は「何度あってもよいお祝い」ですので、
水引は「蝶結び」になります。

上段に贈り物の内容を伝える表書き(『ご出産祝い』など)を書き、
下段には贈り主様(ご注文者様など)の名前を書きます。
(例:山田さんが佐藤さんにお祝いを渡す場合、お名前部分は「山田」)
ありがちなのが「赤ちゃんのお名前」を入れる間違いです。気をつけましょう。

名前の記名について、一般的には、苗字を記載します。
(同姓同名の人がいたり、苗字だけでは相手に伝わりにくい場合は
フルネームで記載したほうが良いでしょう)

会社名・団体名でのお熨斗も可能です。
会社や学生時代の友達など大人数(4名以上)の連名で贈る場合は、
全員のお名前の記載をせずに「代表者 外一同」や「○○有志一同」等で記入するのが一般的です。

ベルビーではおむつケーキに短冊型のお熨斗をお付けしています。
短冊型なので、おむつケーキ全体を隠したり、邪魔になることなく、しっかりと熨斗の意味を果たすことが可能です。

お祝いの気持ちが伝わる!ギフトになるよう、無料のメッセージカード、お熨斗のサービスをご用意しています。
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